どうしてもお金を稼ぐことに興味が持てない、稼げるようになれない
そのことに悩んだ僕の話
たっちゃんはお金を稼げるようになんてならなくたっていい
けれどお金を稼げるようにならなくちゃ一人前ではないと周りの人達は皆口を揃えてそう言っているし
お金稼げないと人として認めてもらえないかのようだったし、それが怖かったし
自分でも、お金を稼げなくたって生きてていいんだと思える理由が思い浮かばなかった
この星で、この国で大人になる以上、お金を稼げるようにならなくちゃダメなんだ
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だけど自分の人生がもしここで終わるのなら、自分は自分の人生についてどう思うのだろうか考えた
人は死んだ時に人生の意味に気がつくという話を聞いたから。
僕はお金を稼げるようにならずに死んだ時に、僕は人生失敗だったと思うべきなのか考えてみた
多分失敗じゃないと思う
むしろ、「お金を稼げるようにならなくちゃ」という思い込みが要らなかったんだと思う気がした
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生きて行くにはお金が要る。食って行くにはお金が要る。その事実は変わらないし、僕だって、「お金を稼げるようになることが目標じゃない意識」をどう自分の中で持てばいいのか分からないけど
僕は多分、お金を稼げるようになることが人生の目的じゃなく、お金を稼げる喜びを味わうことが人生の意味じゃない。
プロにならなきゃ、一流にならなきゃ、稼げるようにならなきゃ、自立できなきゃ、という自分を強迫的に駆り立てる思いがずっと続いて、どうやったらそれを掴めるのかどうしても分からなくて、できる気がしなくて
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でもある時工場で、“自分として”皆と繋がれた・心が触れられた時に、自分は喜びを感じ、満たされるものを感じ
僕は人生でこれさえあればきっといいのだろうとそう思えた
お金を稼げるようにならなきゃ僕はお終いだ、なんていう悲壮感に追い詰められながら生きているのは本当に辛かったし、不要なはずだ
でもこんなことは普通の人には言いいたくないよ
きっと誤解されるからね
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ダウンタウンの松っちゃんが子供の頃に
周りの友達が皆プロ野球のファンになっていたから
自分も興味を持とうとしてみたけど、どうしても持てなかったという話
この話と同じだなぁと 僕は思った。