そんな親でも

同世代の皆と同じように、年齢に見合うような人としての成長ができず、男になれず、大人になれず

痛々しいほど未熟で幼く、顔から火が出るほどのコンプレックスまみれ

最近になってようやく

劣っているのは自分という存在なのではなく、あまりにも未熟で幼かったのは自分の両親だったのだなと、怒りを伴わず客観的事実としてそう思える瞬間があるようにもなってきた

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親のことは哀れで仕方なかった

街を歩く両親が、クラスメイトの目に触れる両親が恥ずかしくてたまらなかった

なんだこのたまらなさは?」と驚くくらいたまらなかった

その時はその感情の正体・理由など知る由もなかった

みんなも自分と同じはずだと思っていた

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今でも容易に殺意を覚えるほど怒りを沸かせることはできるけど

そうする必要もなく、僕は自分の人生や暮らしに向き合っている

きっと両親は今後苦しい人生だろう

僕が復讐などしなくても、目を背け誤魔化し自分に嘘をつく生き方しかできない2人が安楽な老後を過ごせるはずがないという確信がある

生きてて幸せなはずがないと

だから復讐しなくてもいいやと思える という部分もある

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いえ、私達は幸せですともしも言い張るのなら

そんな人生を幸せと言えるのなら

そんな輩(やから)にはますますこちらが関わる理由などなく

どうぞそういう人生を生きてくださいと思うことのみ

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僕がどうこうされたからとか

そういうことじゃない

ただ、人として、そういう人達なんだなぁと認識して、そして離れただけ

怒っているわけじゃない、憎んでいるわけじゃない

ただ関わる・接する理由がないだけ

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僕だって残念だよ

でもまぁ、本当に心を許せる相手なんて

一生で1人出会えるかどうかなのだろうから

まぁ、こんなもんか とも思っている

別に特別なことでもなく

縁のある他人だったんだな

そう思うとシックリした。

(関連:親子も一つの出会いに過ぎない(マザーアース)