対人恐怖を治したくない

怖くなくなる気ある? 基本的には治らない・変わらない

これらの記事と似た内容だけれど書いて行きますね

「自分は怖いままでいたい」

と気が付くこと・認識することは、とても重要です

・・・

頭の中では、“対人恐怖症を無くしたい”と願っていたとしても、心ではそれを望んでいないということは多いと思うし、それに気付いてない人も多いと思います

自己啓発本も、書いてあることは事実だと思います。それを実行すれば成功するのでしょうけれど、頭の中ではそれを欲しているのでしょうけれど、心ではそれを実行する気がないということです

それに気付いてないと、「成功したいけど成功しない」というジレンマ?をぐるぐると回り続けると思います

・・・

「怖くなくなりたい」ということは、自立したい・自立できたい、というイメージですが、

心が欲しているのは、怖がる自分に付き合ってもらいたい、グズグズする自分、駄々をこねる自分の相手をされたい、怖いよぉ、できないよぉ、困っているんだよぉ、という自分にちゃんと付き合ってもらいたい、相手をしてもらいたい、自分のその感情を認めてもらいたい、だったりすると思うのです

頭が望んでいることと、心が望んでいることは結構違いがあります

それを一致させて行くだけで、大分生きやすく、楽になれるかと思います

だから、対人恐怖症を“治したい”とか、緊張しない自分に“なりたい”とか、そう言ったハウツーを求めることとは根本的に違うのです

・・・

怖くない自分になりたいというよりは、

ずっと怖い自分のまま、そんな自分に付き合ってよ

僕がずっとこのままでも、そんな僕にずっと一緒に居てね

ということ

誰だって、望んでいることはそれのはずでしょう?

・・・

怖い自分に付き合ってもらうことに気が済んでくると、

自分は怖いままで居る必要はないんじゃないか?とか、自分はこの恐怖を感じる必要あるのかな?

と自然に思えてきたりします

恐怖と向き合い、恐怖を解除して行こうと試みるのは、そうなってからで十分です