自分を愛さない理由

※これは数年前に書いた過去記事です

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自分を大事にし、自分を愛する者は

自分を否定し、自分を犠牲にする者は偉い

それを信じて真剣に自分を否定・殺してきたんだもの

そりゃあ自分の中のB君も不貞腐れるわな

ものすごく怒ってスネてるよ、自分の中でそう感じるよ

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自分を愛さず、殺すことにした理由

僕が生まれたばかりの頃

会社で上手く行かず怒りを家族・家庭で撒き散らしていた父親

けたたましく泣く赤ん坊の声は、そんな状態の父にとってこの上ないノイズだったに違いない

その目の前の現実を赤ん坊の僕が受け止めようとした時

僕にできることは自分を否定・殺すこと

父を邪魔することは悪、父に負担をかけることは悪

そうすることにしたんだ、適応することにね

少しでも愛されてると、家族の一員だと感じたかったからだろうね

その時から僕の中は、僕の気持ち・感情より、父のそれを中心に回り始めた

(赤ん坊にだって分かるそうだよ、自分が泣いても構ってもらえないということが。すると泣くことを辞めるんだってさ)

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ねぇ、父さん

暴れ狂っていたよね?怒りを持ち込んでいたんだよね?

せめてそれだけでも認めてもらえたら、僕は少しは救われるんだけどなぁ

おかげで僕はまるで北朝鮮のように、将軍様と心中することを美徳とするような、将軍様のために命を捨てられるなら本望ですと心の底から思えるような、そんな風に育っちまいましたよ

お前らも権力や力に従え・支配されろ・自分を殺せという怒りが尋常じゃなく沸き起こって苦しいし

死んでも死にきれないほど悔しいのは、父さんにそんな自覚が1mmもないということです

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僕は死にたくなるんだよ

僕がもらったメッセージって、「自分の命を粗末にして死になさい」ということだよねって、突きつけたくなるんだよ

僕にそう言ったんだよねって、僕はそう言われたんだよねって、命をかけて訴えたくなるんだよ

聞いてるかい、父さん?

父さんはあたかも温厚で“いい人キャラ”のように自分のことを思い込んでいるようだったけど、家族にしたことを考えると、悪い人だよね、極悪人だよね

そんな自覚はないのだろうけれど

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僕はね、そんな僕を理解し支えてくれる人と二人で一緒に力を合わせて生きて行ってるんだよ

それがどれほど尊いことか分かるかい?

たっぷり年金と不労所得で安泰でいられる父さんには来来来生くらいにしか分からないのかもね