親父の夢を見た

親父の夢を見た

親父が親戚の集まりの中で母に対してブチキレて暴れる夢を見た

その場面を見て、咄嗟に・条件反射的に親父を宥めようとする僕がいた

「あぁ、そうか、やっぱりか」

そうやっていつも、両親の・家族のバランスを取ろうとしてきたよね

ACの書籍にも、よくそういう類のこと書いてあるよね

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今でも思い出す

僕が親父を“認めてあげる”感覚

親父に“してあげてる”感覚

子供の頃既にそういう風に認識が歪んでいた

「人にしてあげる立場の僕」という思い上がった意識の原型がこれなのだろう

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酒に酔って怒り狂ってる親父の姿

そこに恐怖はなかった

そういう父を恐ろしくは感じず

“怒りを持て余す幼い存在”に感じていた

でも僕の中の幼児的な感情としては、本当は恐ろしかったに違いない

「“怖い”と感じてそこにいたかった」に違いない

けれど僕は幼い頃からなぜか、両親への、特に親父への恐怖心は感じないようにセンサーが切ってあるようで

本当は子供でいたかったのに、目の前の2人が僕より幼い姿であんなにも困り果てている姿を見せられては、自分が子供をしている場合ではなかった

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親父の怒りっぷり、周囲から認めてもらえないことへ憤慨し、現実を遮断して自分の世界に閉じこもってる感じ

そんな親父に優しく歩み寄って、まるで“友達”のように興味を持ってあげたりして関わろうとした子供の頃の自分を想うと涙が出てくる

どうしようもない親父だったんだけれど、心情が何となく分かって、僕にできることがあったから、自然とやっていたんだね、ただそれだけのこと

いつも恨み節ばかり書いてる僕だけど、家族の頃が懐かしく寂しさに触れ、胸が締め付けられた夜でした