僕は頭を使えていない。
頭を使ってやるもんかという怒りを自分の中に感じる。
頭を使えないから、頭を使えてる人達と一緒に居ると、浮いた存在になる。
頭を使わないから、読んだ文が頭に入ってこない。言われた指示も覚えられない。記憶として残らない。
興味が沸いたもの以外のものを理解するのが物凄く難しく、すぐに癇癪を起こしキレてしまう。
僕はこの話題において「ケーキの切れない非行少年たち」に通ずるものを自分の中に強く感じる。
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頭を使えてないということは、仕事も覚えられないし人とも上手く関係が築けない。
どんなに練習しても努力しても頭の中に入って来ないという絶望感。周囲からの反応。
自分がこんなんである時、人として歪まずにいられるはずがない。
僕はネズミが罠にかかって駆除される動画が観たくなる時がある。
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生後から乳幼児、どのくらいの期間なのかは知らないが、「頭の使い方」を自然と学習し身に付ける頃があって、僕はその期間を丸ごと奪われたんだと言われた。
前の記事にも書いたけど、幼い僕が1人で泣いて困っている姿を平然と遠くから撮り続ける父の8mmビデオが何本も残っていた。
父は残虐で僕を虐待したのか。でなければ僕がネズミが罠にかかって駆除される動画を観たくなる理由が他に思い浮かばない。
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自分は頭が使えてないことが分かれば分かるほど、普通の人との差を痛感し絶望感に苛まれる。
「ケーキの切れない非行少年たち」は少しホッとする。
自分の中のこの得体の知れない、見えない壁の正体が分かった気がするから。
自分だけじゃないと、少し思えるから。
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