「自分の中のA君とB君」の理論で書いたものです。
なぜアイツらは処刑されないの⁉
自分の中のA君がナチスのように過剰に厳しくなり過ぎてしまうと、他の“子供で居られてる人”が許せなくなります。「どうしてアイツは罰せられないんだ!」と、普段A君から圧殺されているB君が怒りだすのです。
芸能人でいうと、例えばローラさんや高畑充希さん、綾瀬はるかさん、フワちゃん、狩野英孝さん、出川哲朗さん、小宮浩信さん、クロちゃんとかでしょうか。(あくまでも僕の主観ですし、僕の知ってる狭い範囲内での話です)
彼・彼女らを見ると、「あぁ、スゲー“自分”で居られてるよなぁ」と感じるんです。ここで言う“自分”というのはつまりB君のことです。彼・彼女らは、自分の中のA君に抑圧されることなくノビノビ居られてて羨ましいな!ということです。「僕はこんなに自分を罰しているのに!」
まぁ、僕の場合本当にB君を殺すくらいA君が厳しかったので、それだけ彼・彼女らへの憎しみの反応はすさまじく、「羨ましい」では済まなかったですけどね。
TVで彼・彼女らを目にする度にB君が「なんでアイツらは処刑されなずに、むしろみんなの人気者になってるんだー!」と荒れ狂い、それを抑えるのが本当にしんどかったです。
ですから、“観ても大丈夫な”TV番組は限られてくるしCMもすごく苦痛でした。そんな僕と一緒に居る妻はさぞかし苦労したことでしょう。
ネットで誹謗中傷を行う人の多くはきっとこういう理由でやっているんだろうなと僕は思っています。
念のため言っておきますけど、もちろん僕はやってませんよ。100%自分の問題だと分かっているからです。
感情を出すな!
赤ん坊、子供
うん、そうなんですよね。結局、泣き叫んでいる赤ちゃん、周囲を気にせず思いっきり泣いてる姿を見たり、またはどこかから泣き声が聞こえてきただけで、僕は反応していました。
「感情出してんじゃねーよ!」と。赤ちゃんに対して。「黙れ!」と。
(実際に赤ちゃんにそう言ったわけではないですからね。あくまでも僕の内面ではそういう反応が起こっていたという話です。)
きっと僕も父親にそうされたのでしょう。そして“泣かない赤ちゃん”になっていったのでしょう。
スーパーマーケットの中ではしゃいでる子供とかもね、見る度に怒ってました。「もっと周囲に気をつけて縮こまりやがれ」って。まぁ、ただ単に「うるせーな」というのは普通の人も抱く気持ちでしょうけれど。
そういう意味では、僕は虐待する側の気持ちは痛いほど分かります。擁護するつもりではなく。
優雅にリラックスしてる風な猫
道歩いてて遭遇するノラ猫とかもね、猫って犬よりリラックスしてる感じがするじゃないですか。あの優雅な感じというか、余裕ある感じが許せなくてね、「僕はこんなに自分より強い存在に怯え・従い生きているのに、なんでお前はそんな風に居られてるんだ!」という怒りが沸いてました。
本当、今思い出すだけでもしんどいです。怒りを抑えるのって本当しんどいです。それは何度も妻に聴いてもらうことで、本当に少しずつ、溶けて行きました。何年もかかりました。
生まれてからすぐ、感情を出すな!と圧殺され、長年息を殺し生きてきたB君の鬱憤は、それはそれは大きく、そのエネルギーの量を正確に測ることなどできませんが、減って行くのは確かです。ただ、簡単なことではありませんし、何度も何度も絶望感に打ちひしがれるし、一人では到底できませんでした。
煽り運転なんかもそうでしょうなー。運転に関してはまた書きたいと思います。
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